トランプ大統領が1日ぶりに会見を行いました。
「不正が行われバイデンに異常な票が大量に流れた」
「お金で買われた票もある」
「郵便投票の不正投票の証拠もある」
反応として、CNNなどは、会見直後、キャスターが怒りのあまり顔面蒼白、涙まで浮かべての
コメントも観ました。民主主義への挑戦、裏切り行為でもある、と。
大統領生会見途中に、中継を打ち切った局もありました。
日本の皆さんはどう思われましたか?
「トランプ大統領の悪あがき」
と思われましたか?
それとも、
「いや、やっぱり不正が行われたに違いない。きな臭いぞ。裁判だ、裁判だ!」
と思われましたか?
それとも、
「世界一の大国、民主国家の帝王、アメリカ合衆国、一体、何やってんの?お粗末すぎ。」
と呆れましたか?
私は、アメリカ在住23年。西はサンフランシスコ、東はニューヨーク、ウイスコンシン州中西部も含め、まだまだ、浅い経験ではありますが、様々な地域の「アメリカの歴史」を垣間見てきました。
何がよくて、何が悪い。
誰が正しくて、誰が間違っている。
その基準はどこにあるのでしょうか?
”自身の感情、思い込み、煽動、他者の意見を受け入れない、他者を陥れたい”
これらが比重を増すと、簡単に結論が出ます。
アメリカの素晴らしいところは、「討論できる」。
小学校に通う子供でさえ、授業に、議題を出して、2つのグループで討論をする、ことを
させます。
討論をするということは、一方が”一方的に”自分の意見だけを伝えても成り立たない。
では、どうすれば、討論が成り立つと思いますか?
それは、議論している議題について、証拠や証明を出しながら話し合いを進めること。
それを元に具体的な数字を導いた仮定論も用い、討論していく。
その上で、最終的な自分の意見を述べる。
私はそれが「討論」だと思います。
そして、双方とも証拠が「有効」であれば、最後は、歩み寄り、「ある程度の中間地点」で決着することも、多々あります。
それらを考慮すると、今回の混迷を極めているアメリカ大統領選挙、一歩離れて冷静に見ました。
トランプ大統領は最初から、
”郵便投票は不正の温床になる、止めるべきだ。”
と主張していました。
それを受けて、反トランプ派(バイデン派ではないところが今回の見所)の意見、
「自分が不利になるから、根も葉もない難癖つけてるだけ。」
と大反対。
それも事実だと思います。
肝心の当事者、米国郵政省(USPS)は以下。
「自分たちは全て捌き切れる能力を持っている。郵便投票に全く問題はない。」
言い切りました。
さて、上の「討論会方式」を用いた、私の見解はこうです。
Q: 不正があったのか?
故意な不正があったかどうかは、トランプ陣営の証拠提示を待ちたい。
しかし、「手違い」の不正については、あったと思う。
Q: 証拠を出せるのか?
間接的な証拠あり。
一見は百聞に如かず。以下の写真を見てください。
一目瞭然。
9アイアンの無残な姿
大統領選挙の2週間前、ゴルフクラブを購入。
まず、本来なら4日で配送予定が、到着まで11日間かけての配送。
そして、配送されたパッケージは上の通りです。
そして、これに対する、郵便局からの説明は以下の紙切れだけ。
配送パッケージに貼り付けてありました。
全ての訳は省略します。
この長々とした、手紙を要約します。
「こんなこともあるよね、仕方ないよね。以上。」
どこを探しても、血眼になって一字一句、読んでも、
「申し訳ございませんでした。」
は、無し。
謝罪の言葉はゼロです。私は、何度、読み返したことでしょう。
一言も、どこにも、ない。
それどころか、
「郵便局は毎日、何百万件という、郵便配達物を扱っている!
だから、こんなこともあるのは、あなたにも理解できるはずだ!」
まさかの、逆ギレ的な言い訳。どれだけ自分たちが日々、大変か、彼らが被害者になっている書面。
もっと最悪なこと。
百歩譲って、
「申し訳ございませんでした」
の一言の謝罪が無いことも受けよう。
しかし、
「よって、然々の手続きを取って、然々の方法で、この事故案件についての手続きを進めてください。」
これが、なかったこと。対処法、手続きを「顧客」に伝えないこと。
社会人として、私には有りえない対処だ、と。
アメリカ郵便のレベルはこの程度だということです。
以上を踏まえ、郵便不正事故、私は「あった」という結論に達しました。
いずれにしろ、郵便投票への課題を残したなんとも後味悪すぎのアメリカ大統領選挙となりました。
アメリカ国民の本音は一つ前の記事で書いています。
これ以上、世界へ恥を発信しないためにも、アメリカ国民のためにも、一日も早い決着を願って止みません。